体力を使い過ぎない、働きやすい仕事
一般事務・会計事務の仕事は、会社の事務関連の業務を行うのが主なお仕事です。
伝票整理や資料作成、経費の計算など、その業務は多岐に渡ります。企業によって仕事の範囲は異なりますが、来客応対やお茶くみ、事務所の掃除などを任されることもあるようです。一般事務・会計事務は、主に土日祝日がお休みのところが多く、保育園は日曜日が休みのため、保育園などにお子さんを預けている人にとって、ライフスタイルに合った職場です。また肉体労働ではない上に、営業ノルマなど数字に追われることもないことから、精神的にも気楽に働けるという点でも人気があります。
一般事務の仕事をするにあたっては、特に資格は必要としません。ただし、今はどの企業でも少なからずパソコンを使用しているため、パソコンの基本操作については習得しておく必要があるでしょう。
会計事務の場合もアシスタントとして働く場合は特に資格は必要ありません。ただし簿記などの会計時に使用するスキルがあれば、より幅広い仕事を引き受けることができるようになります。
また、その仕事内容によっては、経理関連の業務を任される場合もあり、その際は簿記の資格などがあると、就職に有利になるといえそうです。そのほか、エクセルやワードなどの表計算ソフトや文書作成ソフトにおいても、ひと通りの操作ができると即戦力として活躍できます。
人気が高い分就職が難しいことも
一般事務・会計事務の仕事は、求人サイトなどでもかなり多くの募集が出ているため、比較的仕事を見つけること自体は容易です。
ただし、それ以上に応募が多いため、なかなか希望の会社に就職できないという方もたくさんいます。実際に応募してみるとわかりますが、1社の募集に10人以上の募集がかかることもあり、採用人員は1名のみなので、単純に10倍の倍率ということになります。これでは採用につながらないのもうなずけますね。
特に未経験者の場合、これだけ多くの応募者がいると経験者も必ずいますので、経験者が優遇されていつになっても未経験者から脱出できない、ということも。まったくの事務未経験の方は、事前にパソコン関係の資格を取るなど、スキルをアピールできるものを持っているとよいかもしれません。
そのほか、正社員として仕事を探しているという方は、アルバイトでも一般事務の募集をしていることがありますので、まずはアルバイトとして入社し、そこで実務経験をつけてから正社員へとステップアップする方法もあります。アルバイトでも長く働いていれば正社員にステップアップできる登用制度を採用している企業もありますので、雇用形態にこだわらないで探してみてはいかがでしょう。